☆2003年12月☆

1201 はぁ、ずる休み。
 
小学生じゃないんだから、っていうずる休みという行為を今日してしまった。
昨夜からどうにもこうにも気分が落ち込み、朝は布団から出たくなく、
うとうと→電話しなきゃ→うとうと電話しなきゃ
を繰り返し、
「具合悪いので休みます」
と。
今日が初めて、とは言わないがいつもは微熱があったりなんだりとそれなりだった。
しかし今日は熱は平熱どこも痛くはない。
あぁ、(心の)具合が悪い。
これが理由とでもしておこうか、と自分を納得させた。
しかし「ずる」だという後ろめたい気持ち、仕事が進まないということは人に迷惑がかかる、明日会社に行って「大丈夫」などの声を掛けられてまた後ろめたい気持ちになるなぁ、と休んだところでまた憂鬱の種は増えるのである。
で、せめて今日この昼間にしかできないことはないか?と考え、皮膚科に行った。
ふっ、そんなことかとお思いか。
行こう行こう・・・と思いつつ、ほうっておいた、右足の裏・・・。
いやー、こんなの恥ずかしくて誰にも見せられないっつーくらいのもうホラーになってるんです。
写真なんてとてもじゃないが、載せられまい。
最初は1個の魚の目だったはずなのに。
イボコロリで治ると思ってたのに。
いつからか1個が2個になり、2個が3個になり・・・以下略。
なーぜか片足に10個ほどに増えてんのよー!
恥ずかしいわよ、嫁入り前の女子なのに。
夏はおちおち裸足を上に向けられなかったしね。
しかし、最近ちょっと痛いしやっぱり放っておいても増える一方なので病院に行ってみようと思っていた次第なのです。
んで、やっぱりウィルス性のイボです、と言われ。
ネットで調べて、ただの魚の目なんかじゃない、きっとウィルス性のものだな、と目星をつけていたのは正解でした。
んで、液体窒素で焼かれる焼かれる・・・。
痛かったけれど我慢できる範囲のものでした。
しかし2週間に1回くらい通院してください、とのこと。
治るまで数ヶ月かかったりするらしい。
今歩くと足の裏痛いしさ。
まったくもって、金と時間を取られて、痛みも伴う「災難」である。

1202 逆ひきこもり。
 
会社を出たのが01:30、家に着いて02:00。
私が帰るときにもまだ4人会社には残ってました。
あぁ、あそこだけ時空が歪んでいる。

昼に会社の1階にあるコンビニに行くために一瞬外に出た以外は全く、
外をほっつき歩くことさえ無かった。
ある意味新しいタイプの「ひきこもり」だよ。
そりゃ、気もふれそうになるってもんだ。
やっと帰れたならさっさと寝ろという話だが。
'今日会社以外の場所で自分のために何も時間を使っていない'
ということが腹立たしいので日記を書いている所存です。
ま、無駄に待ち時間があったりでネットでひまつぶーししてみたり、仕事しながら音楽聴いてみたり、と気楽ではありますが。
接客業で片時も気が抜けない人には無い気楽さが。
しかし明日は私が一番嫌いな見積依頼をしなければなりません。
ひょえー。あぁいやだ。

昨日の夜Kちゃんがアジカンのアルバム持ってきてくれたので、今日はそれを会社で聴いてた。
「無限グライダー」聴いてると、なんだか急にやりきれないっていうか、切ないっていうか、心がグラグラした。

〜辛いよ辛いもう現実と理想の境目で僕らの
 夢、希望、その類 砕けた幻
 痛いよ痛いもう現実を受け止めたあの日の僕らの
 こころの片隅 浮かんだ面影            〜

なんて聴いたら。こんな世知辛い世の中、そして真っ暗なトンネルみたいな会社だと身につまされる思いですよ。
でもアジカンの音聴いてると、でもそんな現実を打破することだってできるんだ(できそうだ)っていう気にもなってくるんだよなぁ。
這ってでも何してでも生きていかにゃならんからね(私に自殺願望は無いよ、念のため)。
どうやらボーナスは0で減給らしいし(噂)。
そうなりゃパートかバイトみたいだ。

眠くないけれど、寝ます。

1203 だるまフェスティバル
 
今日は月一回のだるま会(おそらく今年最後であろう)でした。
5人で行ったので2-2-1に分かれて3つの鍋で食べていた私達。
たらふく食べ終わり鍋を片付けられている時、店員さんに炭についていいろいろ質問してるKさん。

「会社が潰れたらさてはジンギスカンの店起こす気か?」

なんて、勝手にネタにして盛り上がる私達3人。
「じゃぁ名前なんにする?」
「こけし?」
などと馬鹿な話で盛り上がる私達。
如何にも2番煎じ、B級感漂う抜群に妖しいネーミング(さすがMさん)。
大笑いしつつ、店を出たんですが。

「なんか今日随分安くなかった?」
「そうだよね、絶対間違ってるよ」

と、言うや否や、急に走り出す私達。
「もしや食い逃げか?私達。」と終始大笑いの最高のだるま会となった。

そんなこんなで今はとっても良い気分。
外では飲まなかったので、またもや手酌酒。
もちろん「にごり」です!(ヲイ・・・)

1204 エゴグラム
 
よくお邪魔するサイトのbbsにてエゴグラムについて触れられてたので、私もやってみました。
今現在の心に忠実に、嘘偽り無く答えてみました。


まず 1.性格 はというと・・・

・・・かなりクールな性格で、心情的には利己主義的な色彩が強いにも関らず、一方では、自己不全的観念が強い・・・

初対面の人にはたいてい怖そう、冷たそう、みたいなイメージで見られることが多く、それが前は悩みだったなぁ、と思い出した。
しかも自分をさらけ出すまでに時間がかかるから、後々私の本性を知って驚かれる、なんてことがよくあったり。
今はとにかく自分のことで手一杯、「人の心配するくらいなら自分の心配せぇよ!だよな」と決め込んでいるので、結果としてはごもっとも、当たってるな、というところです。
その後

・自分の遣った事に自信が持てない。
・劣等感が強い。
・決断が鈍い。
・自分だけが取り残されて行くような気持ちになる。

等列挙され最後は次のようなしめくくり。

欝積したものを、詰らぬ事で暴発させ、自分の人生を万が一にも誤る事がないように用心する事が、大切でしょう。

えぇ?要約すると
「狂人となってとんでもないことやらかしてレール踏み外しちゃうよ!気をつけな!」
みたいなこと言われてると思うんですけれど。


では 2.恋愛・結婚。

・・・根暗(ねくら)で冷たい性格が禍して、特別な争い事は起さないが、気持ちをわくわくさせるような楽しい事を殆ど演出する事が出来ず、温かみが少なくて毎日が詰らない、家族の者に家庭の特別な存在価値を、感じさせないような、不味い家庭を作り上げて仕舞う危険性が、非常に大きいタイプ・・・

・・・(沈黙)・・・根暗だって、プププ・・・。
すっごい絵に描いたように嫌な家庭なんですけれど。
子供もグレそうだ。
たしかに今の私に結婚をしたい、などという考えが無いのは、今の自分じゃこうなり得る危険をはらんでる、と意識してるからかも。
今の私に結婚はむりだなぁ、と。
もっと心に余裕がないと、と思うから。
それなのにたまに会うたび、
「○○ちゃん結婚しないの?」と毎回聞いてくる奴がいるのだ。
冗談半分の定番ネタにしているのだろうけれど、同じ事聞かれてうんざりなわけ。
何も私が「のろけ」をしたとかではなくさ。
脈略もなく言うのよ。
-交際期間が長い→結婚-
という図式に当てはめたいのか、私が仕事のことで愚痴ってるからそれならいっそのこと結婚しちゃえば?と思うからなのか。
そういうことを言う人から見ると、私は「痛々しく」見えるのだろう。
あぁそんなに辛いなら結婚してのんびりしなよ、と。
会社の人(男性)にも最近はたまにそうやって慰められるし。
しかしさ、「結婚して幸せになります!」ってやれるくらいなら、とっくに会社辞めてるんだわ。
それを辞めずに悶々と仕事してる私。
何が頑なにそうさせるのかが自分でもわかんないけれど。
今の私の中にある不満は、結婚というものによって解消されるものでは無いということは確かだ。
相手がどうこうとかそういう次元じゃぁない。
まず、オトナとしての自分をしっかり持ってからじゃないと、家庭は愚か、子供なんて持っちゃいけないのではないかと思うんだ。
なんていうかまだまだいろいろと修行中というか。
焦ることもないんじゃないかな、と。
とか言ってるうちに手遅れになってたりして(笑)。


はい、最後 3.職業適性。

・・・どんな職業でも良いから、自分のペースで仕事を進める事が出来、それによって何らの苦情も周囲から出て来ないような職業を選ぶ事が、ストレス防止や仕事の永続性と云う観点から、是非、必要な事で有ろうと思います。貴方の場合には、どんなに対人関係のきつい職場でも、かなりの期間は大過なくこなして行けるタイプですが、それが根本的に無理な、自己欺瞞による妥協の産物である所に、問題を残して居る訳です・・・

もうズバリ言い当てられてます。
参りました、その通りでございます。
でも
「自分のペースで仕事を進める事が出来、それによって何らの苦情も周囲から出て来ないような職業」
なんて仕事あるんですか?
そりゃズバリ私はそういうのを望んでいるのだと思うのだけれど、まず無いでしょ、こんな都合良い仕事。
あったら教えて欲しいっす。

しかし今の自分としては今回の結果は人生の今の時期だから出たものだと思っている。
しかし「自己欺瞞による妥協」を解消せずにこの先ずっといくと、「これが本当の私」に成り変っていて不幸な人生を送ることになるであろうとも思うのだ。
あまりにも心が苦しい時には醜い感情ばかりが湧き出てきて、そんな時一番恐れるのだ。
「いつの間にか(一時的なものでなく)これが本当の 私 になったらどうしよう」
と・・・。

エゴグラムはこちらから
http://www.egogram-f.jp/seikaku/index.htm

1205 使い果たしたか?
 
会社に着くや否や緊急な指令がでて、半年以上開きもしてないマニュアルをひっぱりだし昼ご飯返上である資料を作らされ、精魂使い果たしました。
「ドラマ'24'の中では常にこんな感じ、いやそれ以上なのか?そんなに気力持たないよな」なんて考えながら。
いつもいつも例の部長から他の仕事そっちのけで指令が飛んでくるので、違う人とやっている仕事がなかなか進みません。
その担当の人に悪いなぁ、といつも思いながら部長の仕事をするのです。
しかし部長の仕事が片付く頃には疲れて気が抜けてしまって、もうやる気なんて残っちゃいないし。
昨日もそんな流れだったけれど、「ちょっと余りにも滞っていてまずいな、悪いな」と思って11時半くらいまで残業残業。
そろそろ帰ろうか、というところで飲みに誘われ、もちろん誘われるがまま・・・。

いつもなら「にごりいっとくか!」なんですけれど、ボジョレーを出してるようなので、今日はにごりはやめ。
グラス1杯頼む毎に1枚くじがひける、というキャンペーンをやっていた。
一緒にいたWさんは4回ひいてもハズレ。
なのになぜか1回目で当ててしまった私。
'ボジョレーエプロン'が・・・。
しかもこれ'beaujorais-nouveau 2002'って書いてあるし。
こんなんじゃぁテンション上がらんよ。そんなにうれしくないけど、
「まぁ無料だし!」
と納得。
さすがの私も2回目をひいた時はハズレでした。
最後にWさんがもう1回くじをひくことになり、
「当たらないからひいていいよ!」と。んで、何気にくじを開くと、また当たったじゃありませんか!
今度は「ソムリエナイフ」です。
どうしたんだろ、今年の私。
お笑いライブで色紙、結婚式でペアマグ、そしてエプロンにナイフか。
小物がちょくちょくと当たる年だったなぁ(他にもローカルなラリー観にいって、そこでもタオルと布袋もゲットしている)。
あぁ、あぁそれでボジョレの味の方はというと、うーん特に感想ないです。
ただ何杯も黙ってたら飲んでしまいそうだった・・・。
Wさん曰く、前に飲んだ違うボジョレーはもっと美味かった、と言ってました。

今年の運もこれで使い切ったなぁ。
さて来年は如何に?!

これが今日の戦利品

1206 挙動不審
 
彼は休日にも拘わらず急遽呼び出され帯広へと出張。
さて今日は何をしようか?(←部屋片付けろ!)
予定が中々合わず「今度ごはん食べようね」とくるりの HOW TO GO の
〜僕達は毎日守れない約束ばかりして朝になる〜
みたいな、いつ果たせるとも分からない約束をしていたYチャンと念願のお食事ができることに。
たまに会うことがあっても大人数に紛れていてゆっくり喋ることができずに分かれていたので近況などを延々語りあった。

そうそう食事はうちの近くでどこにする?ということになりマジスパに行ったことがない、と言うし、じゃマジスパで、と。
東京店に店員が引っ張られていったためなのか、見たことの無い店員が増えていたような気がする。
オーダーとりに来た人なんか、ちょっと微妙な雰囲気の人で。
マジスパに行ったことのある人ならわかると思うんだけれど、あそこ独特の話し方がありますよね。
どうやら彼女はそれを真似ているのだろうけれど、いまひとつ身についてないかんじで、醸し出してる雰囲気がえらい不自然なんですよ。
久しぶりにチキンを頼むと
「チキンは具のほうがシンプルですがトッピングは良かったですか?」
なんて聞いてくるし。
「ハッ?」と心の中で思いつつ「いいです」と断った。
こんなこと言われたの初めてだよ。
なんだろうな、結構野菜入ってなかったっけ?などと思いつつ待って、出されたものをみての感想。
「アレレ?これだけ?」
と驚いてしまった。レッグが丸ごと一本入っているのは良いんだけれど、春雨揚げたものに、ぺらぺらのニンジンとひょろひょろのブロッコリー、その他少々。
はぁ、さすがにトッピング薦めるよね。
というかあんなアドバイスされた後だけに、「具の量減らしたんじゃねぇか」と嫌〜な勘ぐりもしちゃうってもんさ。
しかも食べている途中に
「ぴくるすでぇぇすぅ」
とひどく自信なげなおばさんが小皿にちょこんと盛られたピクルスを持ってきた。
そんなサービスあったっけか?と思いつつ、なぜそんなにビクビク挙動不審な様子で持ってくるのか?と友達とヒソヒソ話していた。
「(間違ってるっぽいけれど)食べちゃったもん勝ちかね?」
なんて言いつつ。
すると、別の人が現れ
「今日入会申込をされましたか?」
「いいえ」
「こちらのピクルス間違いましたので・・・」
と言って、ピクルスを下げていった。
いくら間違ったからって、もしそれに私達が箸をつけていたら?
どっちみち裏で捨てるのかもしれないけれど、わざわざ下げることもないのでは?と思った。
「これが当たり前だと思われては困る!」というのを危惧しての事だろうけれど。
間違った旨を伝えて
「今回はサービスです」
くらい言ってもいいんじゃないか、と。
どうやら隣のテーブルと間違えていたようでした。

そんなこんなで久しぶりのマジスパはちょっと???な雰囲気でした。
東京店オープンでの皺寄せなのかしら?などと、どうしても思ってしまう私であった。

その後ロイホでお茶お茶お茶

1207 不調OR快調?
 
最近お腹の調子が悪い。
壊れてるのか?などと思っているけれど、どこ其処構わず急にもよおすとかいうほどでは無い。
うーん、じゃ壊れてるわけではないのかなぁなどと考えていた。
ひょっとして逆に快調なんだろうか?とも。
思い当たることといえば、最近緑効青汁を飲んでいることくらいか。
食生活は依然として不規則なのだから。
この間親に持たされて以来1日1,2回飲んでみている。
パウダーを水や牛乳に溶いて飲むのだ。
水だと味気ないので、私の場合は牛乳で。
キューサイの青汁みたいに不味くはない(飲んだこと無いけれど)。
味気ないと言ってしまうくらいだからとても飲み易い。
値がはるけれど、これはちょっと続けてみたい。

昨日会社帰りにGEOに寄るとどこかで聴いたことのある声が流れていた。
「あっ、ゴーイングだ」
ステディの方じゃなくアンダーグラウンドの方ね。
今日はそのゴーイングのライブに行くのでなんだか不思議な感じ。
また癒されて、ちょっぴり励まされて帰ってきます!

〜はい、そしてついさっき帰ってきました。
今日はあまり曲がわからず(新しいアルバムあんまり聴いてなかった)。
でもVo.が客に向かって
「みんなで歌って声きかせてくれ」
なんていうし、周りはみんな歌ってるしちょっと取り残された感じもしたけれども、気ままに聴いて楽しんできました。
前から4列目くらいで絶好のポジションで見てたんですが、隣にいた男4人組が曲者で・・・。
まず、友達に言わせれば
「4人で8人分場所とってるよ。」
(さあ、何が言いたいのか御分かりか?)
最初は3人だけで、その時から既に
「ちょっと大人しくしてくれ、あぁ暑苦しいなぁ」
という雰囲気を醸し出していて嫌な予感がしていた。
1人が
「迎えに行ってくる」
と言って出て行き連れて戻ってきたのがハンチング被った飛び切りの体格。(私達のみならず、周りから奴は「ビギン」とヒソヒソ呼ばれる)
「遅れてきたのなら前に割り込んでくんなよ!」
と内心イライラ。
狭いしうるさいし、始まってからどんどんこっちに寄ってくるし。
始まりから最後まで落ち着かず。
ポジショニング失敗の巻であった。

1208 TVタイムでうずうず
 
平日のゴールデンタイムにテレビを見ることはまずもって珍しい。
その時間帯は、会社でパンをかじりつつ机に座っていることが多いからだ。
早く帰れた日はどこかフラフラと寄り道して家へ帰るし。
今日は珍しく7時台に家へと帰ってきた。

「おっとそうだ!今日はHEY!×3にスネオが出る日だった!!」
とテレビに注目。(ビデオもセットセット。)

はーぁ、やっぱりスネオ素敵(はぁと)。

トークは面白いし、歌の方も7月に出た時はちょっとあまりよろしくなかったが、今日はまぁまぁ良かったし(こんな偉そうなこと言ってる私って?)。
だってテレビよりライブの方がもっといいんだもの。
あぁ生スネオの歌聴きたいなぁ、と無性に思えてくる。
あの声聞くだけでもうメロメロさ。
私は正宗もスネオも、声が無条件に好きだ。
聴いてるだけでもいいのに、尚のこと曲もいいし。
スピッツに至っては、ライブで見るたびにメンバーみんな好きになっちゃうし。
音楽というのは癒し、共感、励まし、等々色々なことを感じさせてくれる。
そしてその間は現実逃避できて心が休まったり、元気になったり。
嗚呼素晴らしい。

余談:今日のちょい残念だったこと→スネオのバックバンドのキーボードが、ツアーの人とは違っていた(なぜなら麗しゅうお方だったから)。

さて明日は「くるり」観て来ます。

1209 兵器を楽器に持ち替えて
 
今日はくるりプレゼンツ百鬼夜行に行ってまいりました。

BACK DROP BOMBはちょっと私の趣味には合わなかった様子。

怒髪天。
『R & E 』(リズム・アンド・演歌)楽しかった!
増子さんのMC面白すぎて笑って笑って、曲の方も荒んだ私の心に染みてきた。
やばいっす、オヤジかやっぱり私は?ッテ感じ。

☆くるり☆
計10曲(確か・・・)やってくれました。
2曲目にしてワンダーフォーゲルやっちゃって
「えっ、もう?」
なんか楽しみがもう終わっちゃったよな気分だったんだけれど、新曲も何曲か披露。
サポートドラマーだったはずのクリストファーさんがいつの間にか正式加入をしていたことを今知った私ですが、彼が突然
「こんばーんわー、ろっくすきかぁぁいーー・・・オレモスキダヨ・・・」
と言った後
「ロックンロール」
という言葉と共に始まった曲。
これがそして次のシングルらしいってことも今知った(おせぇよ)。
「あぁこのくらいのキーの高さで歌う岸田の声いいなぁ、好きだなぁ」
とメロメロっと気持ちよくなりつつ。
なんか彼らが4人でしっかり向き合いながら丁寧に演ってる姿がとっても良い。かわいい。
なんか見ていて心がちょっと暖かくなった。
そしてアンコールに応えて出てきて
「今曲決めるから1分待って!」
とか言いつつ(ネタだとは思うけれど)くるりの前の怒髪天の増子さんが言った
「兵器を楽器に持ち替えようぜ!!」
という台詞を岸田くんも繰り返し、やった曲、「街」。
ライティングと一発目の音とですっごいインパクト。
心の叫びみたいなものが感じられてとにかく凄かった。
〜青すぎる空を飛び交うミサイルがここからは見えない〜
という歌詞があるんだもの。
こんなご時世だからさ、なんだか心に刺さった。

さてさて、私にとって今年最後のライブが終わってしまった。
あぁ、なんだか気が抜ける。
年末だっていうのに気分盛り下がる一方。
だって今週の土曜の12じから
「緊急報告会」
だってよ。
なんで定時の11時半過ぎてから全員強制参加会議やらにゃぁならんの?
先週の
「6時から予定通り緊急役員会議を行います」
と同じで、どうして日取りが前々から決まってて「緊急」という言葉をつけるのかが疑問。
危機感を煽るつもりでわざわざ言ってるのか知らんけれど、茶番はやめてくれ馬鹿馬鹿しい、としか思えない。
あぁ、盛り下がるわ。
しかも土曜は1時過ぎ発のバスに乗って登別温泉に行くのにさ。
予定も何もあったもんじゃない。
腹立たしい、あぁ、腹立たしい。

1210 冬の時代。
 
私のアパートの前の道。
いつもの帰り道とは違う、どこかが。
そう、近頃やっと道路に積もりだした雪明りで夏場に比べ数段明るいのだ。
やっと冬が来たなぁ、雪が積もった夜の静けさって嫌いじゃない。
なんだ、冬が来るのが憂鬱だ、鬱陶しいなんて言ってたものの、来ちまえば結局
「なぁんだ、冬もいいじゃん」
とか思ってしまってる。

そして27才の私の冬
・・・・・・
・・・・・・
どうやら 今 月 から 減 給 らしいよ!!!!!
あー、もう腹立たしい。
今週の土曜に「緊急報告会」が12時からあるみたいだが、私は1時半発のバスにのって登別に行くんだってば!!
まったくなんで定時後全員絶対参加で減給報告聞かされないとなんないわけ?
その日有給取ってる人まで呼ばれる始末だよ。
今ごろになって給料削って凌ごうとしてるみたいだが、これは来年の今ごろどころか、4月にこの会社があるかどうかかなり怪しいもんだわ。
ここ1,2ヶ月でドタバタしだしてるけれど、私達に言わせれば2,3年前から色々と策を講じておくべき状況だったのでは、と。
そのころから賞与が雀の涙になり始めたからだ。
だいたい今から一人10%給料をカットしたところで月100万浮くくらいだと思うのね。
それなら社長の昼寝部屋を解約するとかさ、その他諸々もっと先にやれることがあっただろうに、と。
 
 今まで払ってた給料が今月から急に払えない
→相当資金繰りがぎりぎり
→対策を今ごろし始めた
→もう既に手遅れ
→サヨナラ

という図式が予想され。
しかし、そんな情報をチマチマと小耳に挟んでいた私はさほどショックもない。
愛社精神は微塵も無く、背負うもの(家族)もなく、そろそろ辞めたいなぁなんて親にこぼしてたくらいだから
「ほらやっぱり。案の定」
みたいな冷めた受け取りになってしまう。
しかし、飼いならされた犬の如く(犬に失礼だな)やる気がまったく無い状態が1年以上も続いている私としては、急に外界に放されても、うまくやれる自信がナッシング。
今の会社以外で自分が通用するんだろうか。
私が働きたい条件の会社がそう都合よくあるだろうか。
等々考え出すとまったくもってやれそうに無い気分になってくるし。

「今まで危機感が余りにも無さ過ぎたんだ」という会社への怒り。
「聞く耳を持たないこの人達(役員)には何を言っても無駄だったから、黙って受け入れる他仕方無い」という諦め。
「'辞めたい'と自分から言う手間が省けそう」という安堵。

色々な感情が湧き出てきて動揺するはずなのに、そうでもない。
事の重大さに気づいていないのだろうか。
あぁ、分からない。
何も分からない。

1211 週末予想
 
あと2万円あったら、何に使うか?

日がな一日中そんなことを考えている私。
しつこいようだが「給与減額」後のシミュレーションを延々と繰り返しては
「はぁぁぁぁ」
と深いため息をついているのである。
そして土曜の緊急報告会からわずか12日後の「今月の」給与から減給になるのはもの凄く横暴ではないか!!と。
人にはそれぞれ都合というものがあるということをまったく無視したやり方。
で、これまたネットを駆使して、通知期間などにもしかして規定があったりして労基法に抵触してはいないかと調べてみる私。
(労働時間中にネットをしている私はそれを理由に解雇されても文句は言えない(汗))
素人が調べたってなんの根拠も自信も無いけれど
「労働条件の不利益変更」に該当するっぽいということがなんとなくわかった。
またそれは使用者の一方的な意思ではできないらしい、ということも。
だから報告会なんぞ開いて、(一方的に)理由を説明し、みんなが
「ポカーン」
としているうちに会は終わる。そして
「この会によって社員の同意は得られた」
とするんだろうな。
ま、姑息な考えが透けて見えてくる。

その報告会の後、私は登別温泉へと家族、親戚の集まりに行くのだ。
家族会議になること必至。
そしてやけ酒、のんだくれになること必至。

1212 ウダウダ
 
最近の私はまったく駄目人間である。
今日も、どうしてもどうしても起きられずウダウダと午前中を布団で過ごし、昼から会社へ行った。
どうだ、この荒みっぷり。
最近23時くらいの残業がつづくだけで次の日まともに朝起きられなくなってきている。
これが以前なら0時を過ぎる残業が続いていたとしてももう少しましだったような気がするのだ。
めっきり体力・気力共にこの会社のシステムというか流れにはもう乗れないらしい、ということに気づいた。
やっぱりねぇ、帰ったらご飯がでてきて、風呂が沸いていて、洗濯されていて、きれいに家が片付いているような奥さま、もしくは母上がいるような家に住んでいないと無理よ、こんな生活は。
ドアを開けるとゴミ溜めのような寒い部屋で、洗濯物は山をなしており、洗い物が順番待ちをしていてさらにシャツに自分でアイロンあてないとならんような暮らしはさ。
まぁ、せいぜいできるのは晩酌しながらの現実逃避のネットくらいよ。
家に帰って寝て起きて会社へ行くの繰り返し。
土曜も会社。
洗濯と茶碗あらってちょっと出かけたら終わっちゃうよ!!
仮にも20代の女性だっつーの。
少しは身だしなみに気を遣ったりできる時間と心の余裕も欲しいやね。
ドラマのように、仕事に恋におしゃれに趣味にめい一杯!!みたいなバイタリティなんてどっか遠くにいっちゃって見つかんないから。
早く結婚した方がいいよ、とかよく言われるけれど
「またそれかよ」
と最近は口をついて出てしまうし。
結婚よりも自分を持ち直すことの方が先決だし。
それなくしては先に進めないと考えているのだ。
今の私なんぞ嫁にもらっても相手もいい迷惑だろうさ。
ヒステリックワイフなんていらないよね。
そして何事にもやる気なし、だから。

日記だっていつも愚痴ばかり、それも繰り返し繰り返し同じネタばかりだから読んでくれてる人にも申し訳無いなぁ、なんて思って、明るいもしくは楽しい話題でも書こうと思ったけれど思い浮ばない。

さて明日の報告会では
「だれも意見を言わない」
に一票!!

1213 2ヵ年計画?
 
緊急報告会にて飛び出した壮大なシナリオ?です。
どうやら会社は今まで以上の融資を受けるにあたり、向こう2年の計画を提出せよ、と言われておりその1つとしての減給10%という形で私達に協力して欲しいということらしい。
基本給の10パーカットってことは、残業代の単価にも響いてくる。
月2万以上の減収だ。
それもやはり今月から。
常識で考えたら急にそんなこと言わないぞ、と。
ていうかそんな尻に火が着いたような焦り具合だが今ごろもう手遅れでしょう、というのが私の見解。
2,3年後に経営が立て直るまで基本給カット、持ち直せばもっと早い段階で元に戻すって。
んな、アホな。
大体何人か辞めちゃったりで元の額が払えるようになったとしても彼らは戻さないと思うよ。
ずるいから一回引き下げたものをそう易々とはね。
というか私は2年後どころか3ヶ月後の会社の存続自体どうなのか?と思うけれど。
次は
「残業代カットします」
と言い出すと思うのだ。
大体社長が
「10月の時点で「激震」でした。」
とか言ってるけどさ、その頃あんたら女子社員に制服を!!とかこっちが頼んでもいないことを勝手に決めて金を無駄に使ってんだろうがよ、と。
御目出度いにも程がある。
会社更生法が適用されるくらいの負債云々かんぬん言ってたけれど、その割にのん気よねぇ。
自称経理の総務のオバは自分ら役員の給与が15%カットされることについて
「こっちまでとばっちり、いい迷惑だ」
とか陰で言ってるらしい。
「元凶はお前と社長なんだよ!!馬鹿、こっちの台詞だよ」
って話。
本当に来年から職探しを始めようと思う。
だいたいこんな腐った会社に3年とか付き合ってられない。

と、まぁこんな風に登別温泉にてぶちまける私。
親には「あんた、もう結婚したら」
とか言われるし。
しかし、そんなことを理由にして決めたりしないっていうことを分かっていての軽口であるがね。

まぁ、父のいつもの
「個人の所ったらそんなもんだ」
で締めくくり。

1214 まーほーろーばー
 
土日の温泉一泊旅行。
メンバーは 父 母 私 祖母(母方) 伯母(母の姉) 伯母の娘(私の従妹)の6人。
年一度の恒例行事と化している。
札幌在住の私、伯母、従妹は送迎バスでまほろば(登別)へ。
私の後ろに座っていたカップル。うるさいことこの上なし。
男の方の脳の回路のどこかが蝶々結びになってるんじゃないか?と思った。
バカップルっていうかアフォカップルって感じ。
奴らも30分後には夢の世界に入ったようで静かになり、私たちも居眠りしていると3時には温泉に到着。
まほろばは風呂もたくさんあり、施設もきれい、料理も良い、接客も良いし、と私の中でトータルポイントが高得点のホテルである。

着いてからは
「風呂→夕食→風呂」
という王道コース。
夕食を部屋で食べながら
「宝くじ当たったら毎月来ようね」
と伯母が言う。毎年定番となってきた感のある台詞。
1年なんとか健康で集まって一緒にくつろげる、ということがとてもアリガタイし嬉しい。
従妹なんて4回も風呂に入ってた。
それに比べ私は2回ぽっち。
数年前なら叩き起こされて寝ぼけて行った朝風呂も、日頃の生活状態の荒み具合を考慮され、免除請うと一発でお許しだ。
朝の5時に私以外の5人は風呂へと出て行き、私一人で寝留守番。
睡眠もここぞとばかりにとったし、私としては満足満足。
温泉でいったいどの成分の風呂が効いたのかはナゾだが翌朝の化粧のりが普段より数段良くてびっくらこいた。
硫黄泉?ミョウバン泉?食塩泉?鉄鉱泉?どれだったんだろう。
しかし自分の肌が劣ってくると、効果もわかりやすいな、と思わぬ所で年を実感した。

帰りにお菓子をしこたま持たされた。
空港のお土産店で働く伯母がいつもくれるおいしいお菓子。

今度お薦めお菓子コーナーを作ろうと思ってます。
北海道へお越しの際の参考にしてもらおうと企み中。

1215 豆腐の角にうんぬん!!
 
またまた会社ネタですんません。
しかし
「えっそれはないだろ」
と月曜の朝っぱらから驚いてしまったので。
わが社唯一の契約社員のMさんのもとに封筒を持って現れた総務部長T子。
「まさか」
と思って聞き耳を立てていると・・・

「土曜日にね・・・決まったから・・・」

と話のおおよそは
'土曜日に減給のお達しが出たので今月から悪いけれど給料があなたも下がってしまうの、我慢してね'
ということである。
彼女まで減給になってしまうとは。
Mさんは私達社員とは、立場、待遇が違う。
契約の更新時期でもないのに向こうの勝手で給与額変更を一方的に押し付けていいものなのか。
だいたい彼女1人なのだ、契約社員という立場の人は。
そこまで一律で下げないとならないものなの?
5年も 「この会社」 でつづいていて、よく働き、信頼もされている。
急に辞められたりしたら一番損害を被るのはいつも手伝ってもらって大助かりしている設計の男性社員たちだ。
彼女は
「これじゃぁ、暮らせない」
とぼやいていた。
きっと近いうちに辞めてしまうだろう。

その一方で、社員が出張時に使っている社有車が来年2月で車検が切れてしまうから新しい車を買うらしい。
それはいいんだけれど、今社長のプライベートで使っている車を出張用に下ろして、自分用の新車を会社経費で買うらしい。
馬鹿か。

こういうことやってるから当の役員の危機感が感じられない、と私達に陰で言われるのだ。

1216 NOROI?
 
傍目には
「しっかりしてそう」
と見られがちだがその実かなり
「うっかり」
して抜けているのが私だ。
それは自分でもよーく承知しているので仕事の時にはヘマをしないように必要以上に気を遣っている。
それがそれが・・・。
残業のために腹ごしらえをしてからまた気を取り直し1時間くらい図面を直していた(CADね)。
そして、はたと気づいたのだ。

私今違うファイルのデータを直してないか?

馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿。
設備に渡して上書きされて戻ってきたデータで直すものを、なぜか渡す前の古い方に加筆していたのだ。
こういう事はたまにあるけれど、1時間の作業後に気づくなどということは滅多にない。

「アァ、私も疲れてるな、温泉パワーも一日にして消えちゃったよ」

なんて思いつつ元からやり直す。
23時ちょっと前。

「あぁ、やーっと今日の終わりに近づいた。ここまでやったら帰れそうだわ☆」

〜への変更を保存しますか?
はい  いいえ  キャンセル
     ↑
    ポチッ

ギャッ、なんで私今「いいえ」のところで押したの?
目は確かに捕らえていた。
指がものすごい速さで、間違った場所でダブルクリックする様を。
ビクビクッっと自分の意志にそぐわぬおかしい動きをしたのだ。
いうなれば、寝ているときに無意識に体が動くような、あれに近い動き。

これにはOさんも呆れていて
「嘘でしょ、いい加減にしろよ」
と半ば怒っていた。
しかし、自動保存という便利な機能があるため、思ったほどの被害はなく、5分足らずで元の状態に戻った。

一日に2回もこんな失敗をすることもめずらしい。
はぁ、やーっと家に帰れるワ。
地下鉄を降り、家へと歩く。
最近の札幌の歩道は、鈍い光を放つ氷に覆われている。
何度かバランスをくずしそうにもなるが、道産子歴27年の私はそう簡単には転ばない。
年に1度転ぶか転ばないかという程度。
その私が、年明けを待たずしてスッ転んだ。
「アッ」っと思った瞬間お尻から垂直落下、それも尾てい骨をピンポイントでしこたま打ってしまった。

あぁぁぁ、すっごいイタイ、痛いってもんじゃないよ、立ち上がれるかなぁ・・・あっ!!あっちから人が歩いてくる、恥ずかしいから立ち上がらなくては・・・

と無理をして立ち上がり、ケンカに負けた猫のように、恐る恐る腰も引き気味になりながらそろりそろりと歩き出す。

「帝王切開」「カイザーシュニット」

などと大きな声で言いながら歩いてくる、ほろ酔い加減な女性三人組。
きっと近くの病院に勤務してる人なのだろう。

転んだところ見られたかなぁ、だったら恥ずかしいなぁ、見られてませんように、それとも可哀想だから見ぬふりされてんのかよ!今あたしはこんなに痛いっていうのにお前らゴキゲンでいいなー、チェ

などと痛いながらも思考し、妬みながらよろよろと歩き家に到着。
寝ようにも
'じわーん'
と痛くてゴロゴロゴロゴロ寝返りをうつものの、よい体勢が見つからずしばらく寝られなかった。

呪いでもかけられたかのような、一日だった。

1217 ささやかな幸せ
 
ひさしぶりーに、家で晩御飯を食べた。
こんな、なんていうことない事こそ、私にとって幸せである。
たとえ食べてたものが会社に夜残るために食べているのと同じ様な物だとしても(コンビニで買った弁当、レトルトのカレー、納豆ご飯、等々の質素なというか手抜きな食事)会社ではなく家でくつろぎながら食べられるということが重要なのだ。
何十回、何百回と通い詰めた、ビルの1階にあるコンビニ。
夜、そこの見慣れた棚から、仕方なくお腹に詰め込むためだけに、大して食べたくない限られた選択肢の中から何かを選び取り、レジでお金を払う。
これを1週間に3回も4回もやってたらやるせなくなるよ。

とまぁ、相変わらずいつかも書いたようなことをまた懲りもせず。
私も全然進歩しないなぁ。

1218 意気込みはどこへ・・・
 
今日は北の国から時代'98の後編。
ソウタ兄ちゃんの死、蛍の結婚式など、見逃せない回であります。

それを半ば理由にし(明日どうこうという仕事も無かったため)8時に間に合うように帰ってきた。
ご飯を食べ、テレビを見る。
今日会社へ行く前に皮膚科へ立ち寄り例の治療をし、通り道ってことで買ってきたスピッツの
「放浪隼純情双六」
というLIVE DVDも
「北の国からが終わってからよ!」
と自分の中でお預けにしていた。

だが、だが。。。

気づいたらねぇ、終わってた。
北の国からが。
なぜって、私ひとりで夢の国にトリップしてたみたいだ。
あぁ疲れてるんだな私、と思ったよ。
会社にいたら気が張っていて眠さも感じないのだろうけれど、家に帰ってきて気が緩むと、途端にこうなるようです。

「それならばDVD見ればよかったよ」
と後悔しつつも、時は無常にも過ぎ行くばかりなのでした。

1219 心の余裕
 
ちょっと頑張って(いやいや息抜時間も相当取ったが)今日は終電間近まで仕事してきた。
電車の中は勿論忘年会帰りの輩でいっぱいです。
これ、いつもの私なら

「あーあーいいよな、おめぇらはよ」

と、どこのチンピラか?というくらいの汚い言葉を心の中で反芻し、暗ーく下を向いてるところ。
でも今日はそういう気分ではなかったから

「あーら、みなさん忘年会?私なんて会社がそれどころな雰囲気じゃないから、忘年会は無いのヨ!!」

と、余裕を持って電車内の光景を眺めることができた。
ちーっとも羨ましくもなんともない。負け惜しみとかでもなんでもなく。
忘年会、という物自体に興味も湧かず、「いいなぁ」なんて気はちっとも起きないから。
「ふーん、そんな時期だったんだ。2へぇ!」
といった感じ。
これが友人との忘年会などの約束を諦めて・・・とかいう状況ならば怒り猛り狂っていただろうが。

そうそう、それと今日はいつもよりちょっとばかし身だしなみに気を遣ったのも影響していたのかもしれない。
最近本当に手を抜きまくりだったからなぁ。

下地塗るの省略→ファンデをかろうじて塗る→眉毛描く→口紅をさっと滑らせる→家を出てうつむき加減でひたすら歩く

こんな感じ。
で、昼休みに気が向いたらチョロっとアイラインひいてみたり、マスカラ塗ったり、チークつけたり(←朝からしろよ!)。

緊張感ゼロ、女としての自覚は米粒、いつも心に余裕が無く当り散らす・・・大抵の男なら愛想尽かしていておかしくない。
なのにカレときたら・・・結構変人なんだろうか(いや、ある日突然ぷっつりと係わりを切られるかもしれないがね(笑)。)
それともマゾなのだろうか。

だが今日はなんとなく髪とメイクをいつもよりは丁寧にして出社した。
それだけで一日気分も全然違ってくる。
やっぱりキレイにしよう!!という心がけがなくなるとオバオバ街道まっしぐらだろうなぁ。
あと、30分早く起きられれば。
そのちょっとの余裕で毎日小奇麗にできるのに。
そして気持ちも違うのに。

早起きは三文の得とは言うけれど、なかなかできない私は今まででいったいどれくらい損をしてきたんだろう・・・。

1220 女の子らしく
 
今日も昨日に引き続きちっとは女らしく、とコスメネタで。

コットン切らしてたんだ、今日買わねば!!

と大通りでいつも行くtulpe(アインズ系列のドラッグストア)へ。
ここは品揃えも大変良いので何かといえばここで買ってしまう。
それに加え通常50000円分のお買い上げポイントでで2500円分還元されるのだが5の付く日狙いだと2倍ポイントがつくので25000円で溜まってしまう。
他のところに比べてダントツに還元率が高い。
女子社員の間では、
「どうせなら5の付く日に行き、少しでも給料の穴埋めを」
なんて言いながらせっせと通っている。

この前めでたくクーポン券を頂いた私は、うーん何に使おうか、と決めあぐねていた。
今切らして困っているというものも特に無い。
あえて買っとくなら化粧水だろうか?なんてモヤモヤ考えていた。
「そうだ、とりあえず今日はコットン買ってかえろうっと」
と物色。
そうこうしているうちにMARKS&WEBのコーナーに行き着いた。
会社のSさんから「石鹸使ったけれど、安いしなかなかいいよー」、と聞いて探していたのに目が節穴で見つけられずにいたのだが、今日やっとこのコーナーを発見。

「なんだここにあったのか・・・へぇほんとだ、安いし、ヘンな成分が入ってないから良いらしいしなぁ・・・」

・・・10分後、手にはクレンジングジェルとラベンダーの石鹸、化粧水を手に持っている私。
'何を使ってもかぶれたりはしないので大丈夫だろうし、ま、安いから(しめて2500円程度)今日買っちゃえ!!'
という具合だ。

今日選んだのは全てラベンダーの香り。
夜、一日の疲れを癒してくれることと安眠効果に期待しての選択だ。

どれどれ早速使ってみようっと。

1221 封筒
 
月一度土曜日に行われる「部署会議」の後、一息つこうか!と女子社員がちょうど4,5人、お茶を淹れるのに給湯室に集まっていた時のことである。
総務部長のT子が手に封筒を持って登場。
「あら、女性の人たちここにみんないるね、じゃぁあの、これね、少しなんだけど、現金で入ってるからっ」
とか言いながら、「賞与」と書かれた封筒を一人一人に手渡し。

あー、感激、手渡しなんて!!

と思うはずがない。
減給するくらい厳しいのならムリして賞与をだす必要があるのだろうか、と勘ぐってしまう。
金額的なことは伏せておくが、多くは無い、とだけ言っておこう。
「貰えるだけいいじゃないか」
と思われる方もいらっしゃるだろうけれど、どれだけの気概を持って再建へと向かっているのか甚だ疑問に感じることばかりなので素直に喜べないのだ。
ハガキかなにかの如く
「はいっ はいっ はいっ」
と配っているT子から、賞与の封筒を受け取るとき、本来なら
「ありがとう御座います」
という感謝の言葉を述べるべきとはわかりつつも
「あっ、すみません」
としか言えなかった。

1222 とある一日
 
何かと飛び込みの仕事が多く、本筋がさっぱり進まない、という一日だった。

12月に入り、2ヶ月前の決意空しくまたタイムカードが赤々と燃えている日々が続いている(要は遅刻が多いってことだ)。
10時前には到着(もちろん遅刻なのにこの言い方もおかしい)。
今私が入ってる物件での担当上司(Oさん)は朝から地方へ出張だ。
私は建物の求積を手計算で今日はする予定だった。
CADであたっても面積はすぐにでてくるのだが、手で計算もして間違いないことを確認し、図面としてゆくゆくは起こさなくてはならないからだ。

会社へ到着するとさっそくいつもの「例の上司」が私達を探していた様子。
達、というのは8階の設計部にいる女子社員全員が9時半過ぎてもだれも出社していなかったから。
探すのも至極当然だ。
4人のうち2人が休み、残りの2人が遅刻しているというひどい有様。
「女子社員がボイコットしたんじゃないか!!」
なんて本気で思ったりしていたらしい、と後で教えてくれた人がいた。
まぁ、ボイコットされた、と思ってしまうような後ろめたさがあるからそんなこと想像してしまうんだろう。

席に着いて間もなく例の上司から
「忙しいところ悪いんだけれど・・・」
と、こんな前置き初めて聞いたんだが、仕事を頼まれる。
昼前には終わってしまうようなものだったし、私が断れるものでもないので、引き受ける。

午後3時頃、今度は別の人から見積書をファイリングしてくれ、と頼まれる。
6時に出かけるからそれまでに、と言う。
急いでいて、手がまわらないから頼んできているのであって、これも断るわけにはいかず。
大抵のことで私は断れる立場には無いのだが。

7時ごろに出張から帰ってきたOさんに
「どう、面積どうだった?」
と聞かれるも
「いえ、それが全然進んでません・・・」
こんな風に答えるのも気が重いし、こんなこと聞かされるほうも
「えっ、別のことやってたの?」
とがっかりし、困った様子だった。

うちの会社ではこんなことよくあるのだが。

というわけで、退社時間が過ぎたから帰れるわけではない。
進まなかった本筋の仕事は後回しになっただけで、今日も残業してなんとか進める、という具合だ。

次の日は休みだ、と自分を励ましつつ仕事をするも、0時過ぎまでだとさすがに疲れた。

こんな日が今までに幾度となく繰り返されている。

1223 恥じらい
 
「CDとDVD買いに行く!!」
と彼が珍しく自分から言い出した。
そしてヨドバシへと向かう。

「そうだ、鼻毛カッター今日こそ買おう。」
とも言い出した。
前々から欲しがっていたのだがいつも買い忘れていたのだ。

彼「でも鼻毛カッター買うなんて恥ずかしいよな。」
私「はぁ?どこが恥ずかしいの?フッ」

恐ろしいもので女という生き物は年をとるにつれ、「恥ずかしい」という概念を亡くしていくらしい…
ってそれは私だけか?アレ?
少し前までは、生理用品を買うときなんかにレジが男の人だと
「なんか恥ずかしいなぁ」
と思い、わざわざタイミングをずらして、女の人のところに並んだりしたものだ。
(そういう時に限って男の人のとこがガラガラだったりする。)
ところが夜のスーパーのレジは男の人が多い。
ボーッと並んでハッと気づくと
「男かよ!!」
なんてことが何度かあると、もうどうでもよくなってしまった。

そして話は逸れたが、ヨドバシのレジで千円札を握りしめ、
「ポイント使いますっ」
と言いながら鼻毛カッターの支払いをしていてハッっと気づいた。

な ん で わ た し が は ら っ て ん だ よ !!!

まんまとしてやられた。
恥ずかしいからと、私にレジに行かせたのだ。
奴は確信犯なのだった。

1224 ・・祭り
 
クリスマスだというのに、会社の大半の人が残っている。

「今日は〜だから帰りましょうよ!」

と何でも良いからこじつけて、一刻も早く会社を去りたいと常々思ってる私にとって絶好のチャンスとも言うべき国民的行事(大半が宗教に無頓着だとしても行事という点ではかなりビッグだもん)。

しかし、敵もなかなかやりおるわ。
いつものように遅くまで仕事をすることを見込んで「前日」に済ませてるらしいよ、どうやら。
それだものクリスマスなんてどこ吹く風?だわなー。

「彼女とデートなんで………デヘッ」

なんて言うような若人はウチの会社にはほとんど居ない(ほとんど既婚者。平均年齢は40過)。
しかも私ときたら、次の日使う資料やらの用意で具合があまり良くないのに、帰るに帰れないし。
でも特別な予定がなくて本当にヨカッタ。
だって、これで何かを諦めるなんてことになったら発狂してしまいそうだ(実際はトイレでシクシク泣くのだろうが)。

会社でチーズケーキも食べたし(どこぞの誰かの手土産)。
夜中の11時過ぎに家でピザと鶏肉も食べたし。
私の場合、クリスマスではなく

「デブ祭り」

と名称を変えた方が正しいような気がする。

1225 不思議
 
何かと不思議なことの多いうちの会社。
世間から見れば「非常識」なこともうちでは「常識」として曲がり通っているのだから不思議でもなんでもないのかもしれない。
そのような会社でしか勤めた経験の無い私もまた「非常識」だったりするのだろうか。

色々なところで勤めた経験のある総務のYさんが
「年末調整のお金が配られるときに、源泉徴収票は?って質問してみてくれる?」
と。
去年までそんなこと気にも留めてなかったが、そうか、世間では今年最後の給料や年末調整と一緒に貰うものなのか、と思い質問してみた。

封筒と紙を手に持って現われた通称「不思議」。
何かと不思議な言動が多く、陰でそう呼ばれているのだ。

不「年末調整の分です。ここにハンコをください」

と言って取り出したる紙には社員全員分の金額がだぁーっっと書かれていて、それってもうちょっと気を遣わなくていいのかよ!とそれもまた突っ込みたいところだった。

私「あの、源泉徴収票は今もらえないんですか?」
不「ええ、そうなんです(きっぱり)」
私「なんかきまりでもあるんですか?」
不「1月のお給料の時に一緒に渡す決まりなんです(きっぱり)」

この根拠の無い自信はどこから・・・。
それは会社の決まりなんだか知らないけれど、そこまで言い切るとは。
彼女一人の権限ではなく、社長、総務部長T子のやり方に従った結果がそうなんだろうけれど、それにしてもそんな受け答えもおかしいと思う。

ということで、源泉徴収票をもらえるのは来年らしい。
どうしてこうなんだろうか。
呆れてしまう。

1226 徒然
 
最近朝の体温が高い。
私は低血圧の低体温、冷え性と、爬虫類のような体質のはずなのだが、眠くて起きれない、というのとは違う「だるさ」で朝起きれない。
平熱は35度台前半なのに、朝体温を測ると36度台後半で、頭がモヤモヤと気持ち悪いのだ。
そして夜の方が体温が低くなっている。
普通は朝低く夕方に高くなっているもんじゃなかろうか・・・。

ドラマ24も残すところ最後の1時間となってしまった。
これでもか、これでもかと次々と起こる難題には見てるこっちが疲れてしまうのだが、ドラマの中の人物は24時間以上ぶっ通しで動き回っている。
これを見終わると、セカンドシーズンもあるらしいけれど、とりあえず楽しみが1つ消えてしまいガックリきてしまう。
そこで他にも何か続きモノを見よう、ということで今ごろ
「僕の生きる道」
を見ている。
涙なしでは見られぬ傑作。
内容とは関係ないのだが、あれを見てると
「あぁ、男ってのはこういう女の人が好きなんだろうなぁ」
という目で矢田亜希子を追ってしまう。
そして来年から
「僕と彼女と彼女の生きる道」
という新ドラが始まるみたいです。
CMで流れている音楽に気を取られ画面を見ると
「・・・生きる道」
という字とともに草薙クンの顔が映し出されてました。
このドラマはちょっと見てみようかなぁ、と。
そして主題歌なのか、ストロークスの音に耳がピクッとなったので、1st引っ張り出してまたちょっと聴いてみようか、なんて思ったり。
買った時には「うぅーん」てかんじであんまり好きじゃない気がしたけど、テレビでCM流れるたびに気になる今日この頃。

1227 愛の劇場年末SP
 
社長、T子主演、
「この女をいじめるのは俺がゆるさねぇ、これでも昔短腹で有名だった俺さ。今年もご苦労様?!SP」
の上映会が分室にて全社員が集められ、しめやかに執り行われた。

なんのことかさっぱりわかりませんね。
事の発端は平社員だけ(部長と役員を除く)の部署会議で出た
「親睦会費の繰越金が相当たまっているはずなので商品券なりで戻してはどうだろうか。そのためには管理しているT子さん、一度収支を出してください」
というような意見。
これを聞いた途端に社長もT子もえらい狼狽、逆切れしたらしい。
「疑われるなんて!!返せばいいんでしょっ。こんなのやりたくてやってるわけじゃないわ」
「T子を侮辱しおって!!許さん」
という具合に。誰も
「使い込んでんじゃないの?」
なんて一言も言ってないのに、ヤマシイ気持ちがあるからかは知らないけれど、疑惑をかけられたと勘違いして怒り出したのだ。
それを大事にして、意見を勝手に悪いほうに悪いほうに解釈しておいてそれに対する社長の見解を、仕事納めの会のはずの場でとうとうと社員全員にくどくどと説教のように話始めたのだ。
時には、「イジメ」それも女をいじめるとは許さんぞ、という方向へ話が行き
「T子だって女だもんな!!」
と、普段前日の酒の匂いをプンプンさせてくる、そこら辺の男のだれよりもオヤジくさいオバサンを捕まえて問いかける(おっと、私のオヤジ度はT子さんには到底及びませんヨ)。
すると斜め下を向き、ちょいおちょぼ口になったT子は目には涙を微かににじませつつ「えぇ」と静かに頷いたり…と。
すっごいベタな寸劇を見せられてるかのようなむず痒い気持ち悪さしか私には感じられなかった。
もう2人で勝手にやってくれよ、私はお金なんていらないから、早く終わってくれ、と思い始めてしまうほどに。
そして最後に
「今後役員は親睦会から抜ける。後は勝手にお前たちでやればいい。今すぐお金を返してやる!!」
と返金する準備までされていた!!!!!

部署会議というのは下のもの達の意見が直接部長へと届くという会なので部長達はその場で初めて聞いたことらしく、急展開に慌てふためくし。
なんの相談もなしに、いきなり全額返金という事態になってるんだからそれももっともだが。
それもどんぶり勘定で有名なT子の計算ではじき出された額での個々人のお金がすでに封筒に小分けされていたのだ。
ここで黙っていられないのが私が毛嫌いしているT部長。
「我々は今聞いたばかりですし、T子さんは気を悪くするかもしれないが、今後の方針等も含めて考えるために今配る前にお金を預からせてはくれないか」
と興奮でぶるぶる震えながら、社長を立てるようなことを織り交ぜながら意見したのであった。
しかし私には、今各自の手に渡ると、後で自分で計算して納得いかない場合に手遅れになってしまう!!
というのが彼を突き動かした一番の動機ではないか、と勘ぐらずにわいられないのだった。
何しろお金に細かくて有名な彼だからだ(一言で言えばケ…)。

その会が終わると今度はT部長の持って行き場の無い愚痴を幹事(新人の女の子2人と中途入社の男性の計3人)が延々聞かされる羽目になっていた。
「払ってる年数が違うのに均等割りは不平等だ」
としつこく何度も言っている声が案の定聞こえてきた。
ほらやっぱりそれが一番気になってたんじゃん…言いたかったことなんじゃん…。

結局今年最後の会社が終わると6時が過ぎていた。
なんだってあんな茶番劇を見せられて肩凝ったりしないとならないんだろう。
ばかばかしい。
もの凄く疲れた。

1228 予定変更の理由
 
本当ならば今日の夜は人を招ける程度に「片付いた」私のうちで、忘年会が行われる予定であった。
家から徒歩1,2分の焼鳥屋でおいしいものをたくさん食べて、その後2次会はうちでゆっくりとくつろいで、時間を気にせず楽しもう、という魂胆だったのだ。
それが昨日会社にまだいた夕方ごろにかかってきた1本の電話で、急遽忘年会は繰り上げて明日の昼間に実家へ帰ろうと決めたのだった。
最近母は携帯を持ち始めた。
以前私の携帯を使う時でさえ、通話ボタンと終話ボタンの違いもわからず、
「どこ押せばいいの?」
と何度ともなく聞いてきて私を大いに呆れさせていたのだが、
「家族割りなら安い」
という父の口車に乗せられ、あれだけ必要ないと言いはっていたのに気づいたら携帯持ちになっていたのだ。
その母の名前が私の電話に表示されている。
30日に帰るつもりだ、と言ってあるはずだしなぁ、まさか弟を乗せて一緒に帰ってきてほしい、とかいう類の話だろうか?
そう思いつつ出ると
「早く帰ってこれないかい?」
と。ほらきた、きっと弟の予定に合わせて予定を早めろっていうのか。
秋ごろのくだらない一件から最近は連絡さえ取っていない私と弟。
しかし話を聞いているとどうやらそうではない。
実家には父、母、祖母(母方)の3人で暮らしている。
その祖母(以下私がいつも読んでいるばあちゃん、と表記)の腰の具合が良くないので早く帰ってきてくれないか、と言うのだ。
私は忘年会を終えて、その次の日更にゆっくりしてから(普段自分の家でゆっくりと過ごせることが無いから)帰ろうかと思っていた。
この間の温泉の時には痛いながらも2回もお風呂に入っていたのに、そんなに急に悪くなるものなのだろうか?とびっくりした。
自分で寝床からなかなか起き上がれずに30分程階下から母を呼んでいたというし。
母は31日まで仕事があるし、父も29日まで仕事がある。
日中ばあちゃんが一人の時に転んでいたりしたら心配だからいっしょに居てやってほしい、ということだったのだ。
ばあちゃんは私が7才の時に交通事故に遭って以来、頚椎の損傷からくる体中の痛みに耐えながらの毎日だ。
ふと、その交通事故の知らせを聞いたときのような嫌な感覚が蘇りそうになった。
今年の秋ごろから腰を痛がるようになり、そのせいで曲がり気味になるから
「伸ばさないと曲がっちゃうよ」
なんて言ってるんだよ、という話を母から聞かされたりしていた。
それが容易に立てないくらい痛がり、注射を打ってもさっぱり効かないなんてことは初めてだったし、そんな話を聞いたらすごく心配になる。
忘年会を済ませてから1日早く29日に帰ろうかとも思ったのだが、できるだけ早く帰ってきてほしい、と母は言うし、私にしてもそんな心配事を抱えて忘年会をしたところで、心から楽しめないことが予想できた。
急遽忘年会をしようとしていたメンバーに連絡を取ると、なんとかその日に集まれることになり27日の夜に変更してもらった。

私とtaqu(男)kanokon(女)の3人だけの集まりなのだが、kanokonは北海道から離れているので3人で会えるのは年に3回くらいだ。
それも予定があわず、2人ずつでばらばらに会ったりということもあるのだが、今回は私の無理があったにもかかわらず3人揃うことができた。
同じ大学出身で部活仲間なんだが、妙に気が合うというか(えっ、そう思ってるのは私だけだったりする?)自分を飾らずに自然体で楽しく過ごせる貴重な友人だと思っている。
同じ学科出身の友達も結構いるし彼らと会うことも多いのだが、今の私にとって何かちょっと気が重い部分がある。
心の片隅に目に見えるか見えないかくらいの小さな小さな棘があるような。
自分でもはっきりと自覚できないくらいのもやもやが。
それは同じような仕事をしている中での私だけが一方的に感じている自分の仕事に対する姿勢での劣等感なのだと思う。
日々迷いつつのらりくらりと漫然と過ごしている自分への。
その友人達だってそれぞれ似たような悩みを持っていたりもするのだが、自分は群を抜いて心が低迷中、それも長い期間。
しかしtaqu,kanokonは微妙に業界が異なるので変な気負いなく会うことができるのだと思う。HPの存在も知らせてある数少ない友人。
酒を飲みながら(この日の私は酒よりも食い気に走っていたが)
「私って昔に比べて変わったかなぁ」
と聞くと、会って話をしている限りでは変わってないよ、と言ってくれた。
というか、その場にいる全員、誰も変わってないよね、という見解だったけれど。

と、話は長くなったが忘年会は前日に済ませてしまい部屋の掃除もそこそこにして(?!)午後から帰省したのであった。
心配だったばあちゃんはかがむ姿勢がとれないけれど、なんとか歩いたり座ったりはできていた。
「黙っているより動いたほうがまだいい」
といい、これまで通りご飯支度までしていたのでかなりホッとした。
全屈してベタッと両手が床につくほどだったのに下方にあるものが取れないので、そういう動作が必要なときは私が代わりにしてあげている。
それでも私にしたら実家に帰ってきて十分ゆっくりさせてもらっている。
手伝いなんていう範疇にはいらないことなのにばあちゃんは
「まきちゃんが来てすごく助かってる」
と心の底から言っているのだ。
20年前の事故さえなければ。
そう何度となく思った。
五体満足なのに会社の愚痴を言うだけの為に生きているような自分が恥ずかしくなる。

腰の痛みが直るといいのだが。
手術が必要になったりしたら…。
何か他の原因から来る痛みだったりしたら…。
と考え出すと切なくなる。
本当に本当にばあちゃんにはいつまでも元気(体が痛いながらも)でいてほしいのに。

1229 どこでもドア
 
近頃基本的にはヌボーっと過ごしております。

「十分な時間が無いから部屋片付ける暇もとれないんだ!!」
という強迫観念に日々とらわれており、いざその片付に当てられる自由な時間ができた途端、
「こんな散らかりを片付けるにはこれっぽちの時間では足りるはずが無い!」
と、やる気が失せる。
そしてさっぱり片付かなかったことに自己嫌悪する、という悪循環がここ数年続き常に心の底には、部屋が汚い自覚があるのにそれを片付けられない自分に対するイライラが静かにドロドロと渦巻いている。

こんな私には今こそ部屋を大掃除する絶好のチャンスのはずなのですが、ここは実家ですのでそうもいきません。
ということでタイトルの
「どこでもドア」
があればなぁ、と空想が始まるわけです。

「ちょっと部屋を掃除してくらぁ」
とねじり鉢巻なんぞをしてドアを開けるとそこはいつもの私の(荒れ果てた)城。
ていうか書きながら気づいたけれど、そんな便利なものがあったらもっと前の段階で別方向に有効利用が可能なのであった。

例1 へとへとになり深夜会社から帰る→ドアの向こうの我が家で風呂と晩飯をいただく
例2 残業なので家で晩御飯を食べられない→ドアの向こうにはいつも私の家が!!
例3 あっやばい遅刻しそうだよ→ドアを開けるとそこは会社。徒歩0分
例4 洗濯物が山を成しえらいことになっている→洗濯機を回しながら仕事に勤しむ

しかし、この夢のようなライフが待っているのは100年先のようなので、その前にもっと現実的な方法で解決しなければならないようです…。

1230 メリハリ無くのっぺり生ぬる
 
今シーズンは今の時点で、雪の少ない部類に入るだろう。
札幌はつい4,5日前にやっとそれらしい積雪になったけれど、それでもいつもに比べるとまだまだ序の口。
そして私の生まれた土地は少雪地域(こんな言い回しあるのだろうか)なので、どこにも雪の欠片がない。
水溜りが夕方になるとザクザクと凍るくらい。
北海道と一口に言ってもこんな所もあるんです。

私が小学校低学年の頃までは今よりもうちょっと雪も多く、寒さも厳しかった覚えがある。
子供だったから少しの雪でさえ大雪に感じていたり、今ほど断熱の良い家に住んでいたわけではないから寒さが余計に身に染みていたからかもしれない。
そんな思い込みの要素を差っぴいても、地球温暖化が叫ばれている位だから20年前の気候と今の気候では大分違っているのは確かだろう。
ここ数年に限って言えば、夏はさっぱり暑くもならないし、冬も雪祭りの雪像が解けてしまうような暖冬だったりと、メリハリの無いダラダラのっぺりな感じ。

だから、というわけではないがまだ、1年が終わりまた新たな1年が始まる、という気持ちにもならない。
自分の日常、そして北海道そして日本という国単位が暗く出口の見えないトンネルの中にいるような気がしているから余計に感じない。
国だの時代だのを持ち出してヒトの所為にしてしまうのが間違いだということもわかってる。
いつかもうちょっと何かが良くなるんじゃないか?と訳のわからぬ希望的観測を心のどこかに微かに持っていて、口だけで何の行動も起こしてもいない受動的な私の態度のせいでもあるんだろうけれど。
何かを変えないと、と思っても自分があれほど腐している会社のぬるま湯からは簡単に出られずにもがいている感じ。

特番ばかりのつまらないテレビを見ては
「正月なんだな」
と感じてしまう。
こんな感覚はイヤだなぁ。

1231 いつも通りの大晦日
 
ここ数年、31日の夕方までびっちり働きに出ている母、正月初売りセールで時期をずらして休みを取る弟をのぞいたメンバーで掃除をするのがお約束になっている。
ということは父と私の2人っきりで、ということだ。
居間にある家具を動かせるかぎり隣の和室へと運び、私が床を拭き、その上から父がワックスをかける。
居間→食堂→台所→廊下
と1階を一周。
その後階段、2階各部屋へ…と続いた年もあった。
しかし近頃は人手は2人だし今年なんて特にすぐに疲れてしまって
「この辺でやめておくか?」
と父が言い出さないか、適当なところで諦めてくれないか?と、自分からは怠け者みたいになるから言い出せないので、いつそんな言葉が出てくるかと待っていた。
すると
「2階は掃除機だけでいいかー」
とのお声がかかり
「そうだねー」
とさりげなく、しかし内心ヤッタネと思いつつ返事。
母も帰ってきて掃除の話になり
「まっきがいなくなったら大掃除もできないなぁ」
なんて父が言うし。
確かに掃除をしながらそんなことは私もぼんやり考えていた。

お嫁に行く人ってこういう気持ちを振り切ってゆくんですか?
それとも私がピーターパンなんだろうか?
ご馳走食べてお笑い見て笑ってるうちに今年もすぎてゆく…